異業種からの保育士転職。
メリットとデメリットを分かりやすく伝えていきます!
こういうときメリットとデメリットどっちが先がいいの?
悪い方からにする?
はい。
ではデメリットから。
ストレートで保育系の短大・大学を出ている人よりもスタートが遅い。
これはですね、当時はこのことにコンプレックス抱きまくりでしたね。
年齢の割に経験も実力も全く伴わない現実。
長年保育業界で頑張ってきた同世代の先生たちはどんどんキャリアアップ・責任ある立場に。
一方自分はまだまだぺーぺー。
変なプライドが邪魔をしてつらい時期もありました。
同世代に比べて、賃金が安い時がある。
これも以前の勤務先の業種や給与体系によってだいぶ違うかもしれないですが、転職組は少なからずぶちあたる壁かと。
家庭を持っている方ならばなおさらですよね。
これは就職前・面接時にしっかり確認しておきましょう。
女性職場に慣れない。
私は高校・大学・職場と圧倒的に男性が多い環境で生きてきたので、この独特な女性職場(もちろん男性保育士や男性の事務職員はいらっしゃいますが、まだ少数)に慣れるのが一番時間がかかったような気がします。
でもここで言っておきましょう。保育園の先生たち、サバサバしている人、めっちゃ多いです(笑)
いわゆる皆さんがイメージする女同士の面倒な会話やねちねち感は少なくとも私の周りでは皆無です。
業務量の多さ
保育士=激務イメージがどうしてもあるようです。
自分なりの方法で業務軽減をしているので、それについては後述します。
次にメリット
保育士一本の先生よりも別の技術面での強みがある。(テクニカルスキルの面)
これは本当に異業種からの転職の大きなメリットだと考えています!
保育士は保育の専門性には大変長けていますが、苦手な部分もあります。それはずばり…PC業務です!
コロナ禍でテレワークが推奨されていたころ、何か自分にできることは無いかと考え、HTMLやCSSについて猛勉強し(webに関しては本当にゼロスタートでした)、その結果園のHPを作ることを任され、最終的に自分一人で作り上げることが出来ました。(現在は固定ページ以外のブログやお知らせについての流動的に変化する部分についてはどの職員も行えるようにマニュアル化し共有。)
保育士とPCはあまり関係がないように思われますが、PC業務、すごく多いです。
しかも効率的なやり方が分からず、時間がかかりまくる(=業務が多いと感じる)ケースが多いです。
wordは必須ですが、園のカレンダーや予定表・出欠をExcelで効率的に作成・管理するならばVBAや表計算の知識は必要だと感じますし、例えば自分の思いや参加した研修の良いと思った内容を職員にシェアするならば、分かりやすく要約されたpowerpointの資料製作やプレゼン能力は必要です。
HP制作ではphotoshopやイラレの知識も役に立ちましたし、現在はイベントで流すムービーや園紹介の動画制作も出来なければいけません。それもただの趣味や自己満足ではなく、相手に分かりやすく。これが一番大事です。
そして自分しかもっていないだろうスキルはどんどん発信し、技術伝承していく!独り占めは絶対しない。意味がないから。
自分の得意なことってなんだろう?
誰にでもきっとあるはずです。なければ、どんどん興味のあることから試していけばいいのです。
とりあえずはじめてみる。難しいことは始めてから考えていけばいい。
「成功の反対は失敗ではなく、挑戦しないことである」
異業種にいたからこそ身についたコミュニケーション能力(ヒューマンスキルの面)
私は前職は対人的な業務ではなかったですが、チームで動いていたので、そこでの培ったコミュニケーション能力は少なからず役にたったと思っています。
これは保育士になって感じたことですが、保育士になったからと言って、特別な対人スキルは必要ないということです。
というと、少し語弊がありそうですが、人と人と付き合っていく中で、それは相手が子どもであろうと、保護者であろうと、園長であろうと職員であろうと、根本的な考えは変わらないからです。
私が好きな言葉。
相手への目配り・気配り・心配り
この3点はどんな時でも、相手が誰であっても必要なこと。
外見やファッションでは決してごまかせない、その人の真髄が見えるこの3つの行動。
人間的に素晴らしい人だな、付き合っていて気持ちの良い人だなと感じるのは、これが自然と出来ている人です。
まとめ
メリット・デメリットと挙げましたが、デメリットに関しては自分のマインド=考え方が大きく影響していることが分かりました。
異業種からの転職保育士にとって、保育一筋にやってきた先生には保育の専門性も経験も技術も全然足らないのは事実なのです。
でもね、保育園はチームです。
それぞれが得意なことをリスペクトし合い、その強みを業務に活かしていく。そして苦手なことを皆で補い合っていく。その風潮が浸透している職場であれば、何も怖いものはありません。
保育士の業務は多岐にわたっており、様々な技術・知識を持つ保育士がいることはとても助かり、 保育園にとってプラスなことも多いです。
そして何より、保育士って、すごくいい仕事です。
保育士になってみようかな?と思ったあなた。
その一歩を踏み出してみませんか?
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